第1話「終わりの始まり」-04

事件への介入2:エメス

では、エメスさんのほう。

集合と言っていたはずなのに、九十九さんが来ないです

エメスPL
エメスPL

じゃあ、時間を確認しながら、遅いなと思いながらも、まだ待っている

そうするとですね、少し遠くの木々の影のところに、人影があります

エメスPL
エメスPL

耳が尖ってますね

はい。

空気を思わせる透明な印象の、少女と女性の中間といった風貌の少女が、少し浮かんでいます

九十九PL
九十九PL

ゆ、幽霊?w

源祖ですぅw

エメスPL
エメスPL

源祖、なるほど。話しかけましょう

エメス
エメス

あなたは吸血鬼?

じゃあニコリとして、それには答えずにですね

???
???

ツクモ・トウジュウロウはこっちよ。

早くしないと、揺らぎが消えてしまうわ

そう言う彼女の隣の空気が揺らいでいます。

その中にですね、スッと入っていってしまいます

エメス
エメス

あっ、待って!

エメスPL
エメスPL

思わず手を伸ばして追いかけます

お。

では揺らぎの中に入るとですね、少しめまいがして、意識がハッキリすると、そこは森の入り口でした

???
???

あそこよ。早く行ってあげて

そう言って指さす先には、九十九さんがいます

エメスPL
エメスPL

後ろを振り向きますけども、もう揺らぎは

ないですねー

エメスPL
エメスPL

えーと、九十九が倒れてるんですか

はい。痛みで倒れている状態です

エメス
エメス

大丈夫?

エメスPL
エメスPL

駆け寄ります

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

うぅ……

エメスPL
エメスPL

じゃあうつ伏せだったのは仰向けにして、気付けをします

エメス
エメス

大丈夫? 敵にやられた?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

あ、ああっ。業血鬼だ。少女の形をした……!

エメスPL
エメスPL

周囲にそれらしいのはいないですよね

さっきの業血鬼はいないです。

源祖の少女は業血鬼の気配ではない

エメスPL
エメスPL

あ、まだ源祖はいてくれるんですね。じゃあとりあえず

エメス
エメス

しっかりして。もう業血鬼はいない

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

すまない、ありがとう

???
???

よかった

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

彼女は……?

エメス
エメス

連れてきてくれてありがとう

???
???

貴方たちとは、またきっと会えるわ

エメス
エメス

あの、ここ、どこなのかな

???
???

イルローズ

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

イルローズ?

???
???

貴方たちに、この世界を救ってほしいの

九十九PL
九十九PL

規模がでけーw

そこへ、森の中のほうから誰かの声がします

アスラ
アスラ

あそこ! 誰かいるわ?

アスカ
アスカ

は? こんなとこに……ってマジじゃねぇか

九十九PL
九十九PL

そっちに目線を移しちゃうんですけど

源祖さんはいなくなりますねw

九十九PL
九十九PL

やっぱりw

そういうもんやからな!

では、森の中のほうからバタバタとやってくるのがですね、双子の男の子と女の子です。ヨーロッパの田舎風の服を着ています。少女のほうが大きな袋を持っていて、何か森で収穫してきたところっぽい感じがします。で、少年のほうが赤い目で吸血鬼。少女のほうは人間ですね

アスラ
アスラ

どうしたの? こんなところで

エメスPL
エメスPL

困ったように九十九のほうを見る

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

あー……、道に迷ってしまった、のかな?

アスカ
アスカ

ここらはネイド公爵の影響か、動物が狂暴化してんだ。危ねぇぞ

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ネイド公爵……?

エメス
エメス

知ってるの?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

いや、全然知らん。むしろ、公爵なんて単語を日常会話で聞くのは初めてだ

アスラ
アスラ

ネイド公爵のことを知らないの?

エメス
エメス

私たち、道に迷ったんだ

アスラ
アスラ

……? あれ、金色の……?

九十九さんの指先を指します。

そこには、金色のイバラのような模様が浮かび上がっているのが分かるでしょう

九十九PL
九十九PL

わああw なんだこれw

アスカ
アスカ

金色の荊病だと……?

あぁとにかく、道に迷ってるんだったらついて来い。こっから離れるぞ

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ああ、そうだな。よろしく頼むよ

朽ちた街のほうに、よく見れば馬が二頭結ばれています

エメス
エメス

馬? 車は使わないの?

アスラ
アスラ

車って、そんな遅いもので移動しないわ。あ、馬車のこと?

あの、この子たちの中の車のイメージはリアカーなんですよねw

エメス
エメス

ごめん、なんでもない

エメスPL
エメスPL

大人しくついていきましょうw

本作は「からすば晴(N.G.P.)」および「株式会社アークライト出版事業部」が権利を有する
『人鬼血盟RPG ブラッドパス』の二次創作です。
c2019 からすば晴/N.G.P./アークライト/新紀元社

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