第2話「生死の境界」-07

マスターシーン1

あなたたちがそうやって過ごしていると、ぴりっとした感覚が走ります。血戒ですね。窓から見える、周囲の人々も倒れているようです。ですが、すぐに解除されました

エメス
エメス

今の気がついた?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ああ、血戒だ。だがすぐに解除された。これは一体……?

一瞬しか血戒張られなかったので、倒れてた人たちも「あれー?」といった様子で、また起き上がって歩き出しています

エメスPL
エメスPL

つまずいたのかな?くらいの

エメス
エメス

血戒ということは、この街に業血鬼がいるよね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ああ。『白木の槍』というやつに行ってみるか

エメス
エメス

あの二人の。そうだね。行ってみよう

イティー
イティー

ぴぃっ、ぴぃ~

エメスPL
エメスPL

じゃあ、イティーを抱っこします

エメス
エメス

大丈夫だよ、何も怖くないからね

では、『白木の槍』、キルシュタイン支部になるんですけど。支部の人と話して、ウィル公爵に繋げてもらいました、でいいですか?

九十九PL
九十九PL

はい、それでいいと思います

では、支部にはちゃんと鏡があって、鏡通信をおこなうことができます。さすがに十分くらい待たされるんですけど

九十九PL
九十九PL

はーい

逆に十分くらいで反応してくるの、公爵としてどうなのっていう

九十九PL
九十九PL

フットワーク軽~い

ウィル公爵
ウィル公爵

君たちは……稀人のエメスとツクモだったな。どうした?

九十九PL
九十九PL

さっきの血戒の話をして、このあたりで戦闘とかしてるのか聞いてみますが

ウィル公爵
ウィル公爵

キルシュタインの都で血戒だと? あー、悪いが、『白木の槍』からその業血鬼を狩る依頼を出すことはできないな

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

というと、何かあるんですか?

ウィル公爵
ウィル公爵

ああ。『白木の槍』は、特定の業血鬼を倒すための私設組織だ。だから、そこいらの業血鬼を倒す依頼を出すことはできないんだよ

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

あー……

エメス
エメス

でも、業血鬼を放っておいたら危険じゃない?

ウィル公爵
ウィル公爵

それは、確かに倒してもらいたいが……。そうだね、帝室の『帳の騎士団』に所属すれば、どの業血鬼を倒しても給金が出るだろう。悪いが、そちらを当たってもらえるかい?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

管轄が違うのか……

九十九PL
九十九PL

愕然としますw

エメスPL
エメスPL

『帳の騎士団』の窓口に回ってくださいw

『白木の槍』は、このウィル公爵だったらお兄ちゃんが業血鬼になってるので、お兄ちゃんを討ちたい、みたいな人が特定の依頼を出す組織なので、お給金めちゃくちゃ高いんだけど、依頼数がそもそも少ないと

九十九PL
九十九PL

はいはいはい

なんだけど、帝室が広く募集してる『帳の騎士団』というところは、ヒルム帝国全域を守りたいという組織なので、野良業血鬼を狩ってもお給金が出ます。ただし『白木の槍』ほど高くない

九十九PL
九十九PL

民間と公務員の違いだなって

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

いや、分かりました。それならば仕方ない

エメス
エメス

ありがとう、ウィル公爵

ウィル公爵
ウィル公爵

ああ。悪いが僕も忙しい。これで失礼するよ

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

手間取らせてすみません、ありがとうございました

エメスPL
エメスPL

そしてSID、警察の我々は管轄違いという言葉に弱いので、すごすごと行きましょうかw

九十九PL
九十九PL

我々の世界でもあったからな、そういった管轄違いが、と思いながらw

エメス
エメス

ああ言われちゃね。でも適切な場所を紹介してくれたわけだし、行こっか

では、『帳の騎士団』のほうに行くとですね、一人待機している、騎士っぽい格好の吸血鬼がいます

リギウス支部長
リギウス支部長

いらっしゃいませ。どういったご用向きでしょう?

九十九PL
九十九PL

じゃあ先ほどの血戒について話して、今そういった討伐をさせてもらえるのか聞きます

リギウス支部長
リギウス支部長

大変助かります。血盟の方々でいらっしゃいますか?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ええ、そうです

リギウス支部長
リギウス支部長

名乗り遅れました。わたくし、『帳の騎士団』キルシュタイン支部長、リギウス・キルシュタインと申します

九十九PL
九十九PL

キルシュタイン、ということは

エメスPL
エメスPL

縁故採用?w

はい、そう。だって帝国だもんw 血族の力が強いのはそうじゃない?w

九十九PL
九十九PL

それは仕方ないw

リギウス支部長
リギウス支部長

お二人とも、すぐに調査および討伐に向かっていただけますか? 人命が懸かっておりますからね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

そうですね。こちらの方は動いているんですか?

リギウス支部長
リギウス支部長

それが、みな別件で出払っておりまして……

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ああ、そうか。それならば仕方ない

リギウス支部長
リギウス支部長

正式な登録手続きも後にいたしましょう。ですが、こちらの指輪をお持ちください

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

はい。これは?

リギウス支部長
リギウス支部長

これは『帳の騎士団』所属の騎士の印です。人々に示せば、ご協力いただけるでしょう

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

分かった

リギウス支部長
リギウス支部長

ああ、ただ、指輪の通話機能があるのですが、まだ使わずにいてくださいますか? 正式な登録がまだですのでね

九十九PL
九十九PL

そんな力があるんだ

さっきの鏡通信みたいなやつです。指輪を通して話せるんですが、ちょっと正式に登録してない奴が上と繋がるとね

エメスPL
エメスPL

ああ、なるほど

九十九PL
九十九PL

あっちは民間でああだけど、こっちはお役所なんで手続きがうるさそうな感じ、あー分かりますという目で見ますw

恐れ入ります、と困り笑いをしますよw

リギウス支部長
リギウス支部長

報告や給金の支払いも、ここで直接おこなうのが確実でしょう。お二人とも、必ず無事でお戻りくださいね。聖天の加護があらんことを

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ああ。聖天の加護があらんことを

九十九PL
九十九PL

と言って支部から出てですね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

……エメス。人も吸血鬼も、世界が違っても、やることは変わらないんだな……

エメス
エメス

お役所きらい?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

いや。ただ、思ったよりもファンタジー世界もファンタジーじゃなかったんだなって

エメス
エメス

それ、私が前に言ったよ(※この世界が楽園なんじゃないかと思ったが違ったということを言ってました)

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

そうだったな。俺も少し浮かれてたのかもしれない

ということを悟ったところで、シーンカットしましょうかw

本作は「からすば晴(N.G.P.)」および「株式会社アークライト出版事業部」が権利を有する
『人鬼血盟RPG ブラッドパス』の二次創作です。
c2019 からすば晴/N.G.P./アークライト/新紀元社

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