第2話「生死の境界」-13

血戦

では禁書エリアに入ると、短い廊下があって、その先に重そうな扉があります。二重扉になっています

エメスPL
エメスPL

なるほど。そっちの扉には鍵はかかってるんですか?

そちらはないです。両開きの重そうな扉です

エメスPL
エメスPL

では、古い建物の扉を開けた感じの音を立てて、入りますか

扉を開くと、赤い結晶に繋がれているアスラ、そして禁書をひたすら読んでいるアスカがいます。アスカが禁書を閉じて

アスカ
アスカ

エメスと……ツクモか……

あなたたちのほうをゆらりと向きます

九十九PL
九十九PL

なんてことだ……。なんか雰囲気が変わったような感じはあります?

あるでしょうね

エメス
エメス

どうしたの? 助けに来たよ。業血鬼がいるんだよね。それにアスラは?

じゃあ、ちょっと禁書を置いて立ちましょう

アスカ
アスカ

ああ……今ちょっと、休憩してるところなんだ。まぁ、すぐに帰るよ。そこどいてくれるか?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

なぁアスカ。その結晶は一体何だったんだ? お前たちはそれを調べるために来たんだろう

アスカ
アスカ

あーまー、成果はなかったな。だからまぁ、オレらも宿に帰って休むわ。そこ、どいてくれるか?

九十九PL
九十九PL

えっと、そのアスラが結晶に繋がれてる状態って、前回見た感じなんですかね

はい、前回見た感じです。アスラは気を失っていますね

エメスPL
エメスPL

どうする? いったんどいておきます? アスカが何をするかはちょっと分からないけど……

ほう、どくんだ。いいですよ

九十九PL
九十九PL

どく……いや、たぶん九十九くんはこれどけないなぁ

エメスPL
エメスPL

あ、どかない?

九十九PL
九十九PL

これを通してしまって、アスカを住民のところに乱入させるのは、たぶんトラウマ直撃になっちゃうんで……これはどけないな……

エメスPL
エメスPL

あー。じゃあ何か言葉をかけるのは、お任せしようかな

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

聞かせてくれ。アスカ、一体何があった

アスカ
アスカ

何って、調べものしてただけだ

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

だがここは、許可がない者は入れないはず

アスカ
アスカ

……ホント、オレら休みに行くからさ。そこどいてくれるか?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

……すまないが、この先の領域を侵させるわけにはいかない。なんで『ソレ』になったんだ。答えてくれ

アスカ
アスカ

…………。

……アスラが……。……生き返る方法があるかもしんねぇじゃねぇか

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

どういうことだ

アスカ
アスカ

オレらも血盟だからさ。やっぱ……業血鬼って、強ぇよな……

九十九PL
九十九PL

うわー

アスカ
アスカ

でもな! あのアスラだぞ! そんな簡単に死んでたまるかよ!

エメス
エメス

アスラが死んだのに、アスカが生きてるっていうのは? 業血鬼と戦ったはずなのに

アスカ
アスカ

戦うときにゃアスラのほうが、前に出てんだ。あいつが、逃げろって言ったんだ……

エメスPL
エメスPL

ええと……アスカはただの吸血鬼のままなんですか?

死体を動かすことができるのは、業血鬼です。アスカは吸血鬼ですので、荊病でなくても、非常に深い慟哭で業血鬼化します。アスラは、グールですね

エメスPL
エメスPL

アスラは今はまだ倒れたままなんですよね? 意識がなさそうな感じで

はい。結晶に繋がれて、エネルギー供給をすごく受けている。いつもそういうようなことをしているので、普通のグールに見えない動きをしていました

九十九PL
九十九PL

ああ……もともと……

はい。あなたたちが会った時から業血鬼でした

エメスPL
エメスPL

ああ、ということは、血戒はアスカのものだったわけか。ここに別に業血鬼がいたわけじゃないと

そうです

アスカ
アスカ

でもな……生き返る方法が、あるかもしんねぇだろ……っ

では、それが分かるように、アスカの纏う雰囲気がだんだん、業血鬼のそれに変わっていくでしょう。もうごまかさずに答えてくれます

エメスPL
エメスPL

困ったな……うーん困ったなw じゃあ、事情を察しました。過去の状況と、今の状況が分かって……まいったなぁ

九十九PL
九十九PL

でもなぁ、九十九くんは立ち向かうんだろうな……

エメスPL
エメスPL

GM。あくまで選択肢としてなんですが、通してしまうのは大丈夫ですか?

あ、はい。クローズ処理で練度を上げていただければ、血戦はスキップしていただいて大丈夫です

エメスPL
エメスPL

分かりました。話を進めてみますか

エメス
エメス

そうか。はじめからそうだったんだね

アスカ
アスカ

……まぁ、そうだ。アンタらと会ったときも、今も。オレぁ業血鬼だよ

エメス
エメス

この街に来たいって言ってたのも、ここに来るためだったんだ

アスカ
アスカ

この結晶の使い方が分かんなかったからな

結晶は、今はもうほとんど赤ではなく、透明に近くなっています

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

精氣の結晶か

アスカ
アスカ

これだけアスラに精氣つぎ込んだら、しばらくは大丈夫だろ

九十九PL
九十九PL

なんてことだ、また戦いたくない相手2だ

エメスPL
エメスPL

3じゃない? 前回のボスだってかわいそうなとこあったよ

九十九PL
九十九PL

そうですね。積極的には戦いたくない相手でしたねw

エメスPL
エメスPL

だよね。

青澄・了だって私は殺したくなかったよ、殺さなくて済むんだったら!

九十九PL
九十九PL

助ける方法があれば……

ないよ。業血鬼を戻す方法はないです

アスカ
アスカ

……で。外に出す気がねぇってことは、そういうことでいいんだな……

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

……そういうことだ。エメス、構えろ。相手はやる気だ

アスカ
アスカ

悪ぃな。てめぇらより、アスラのほうが大事なんだ

結晶から繋がってるものを切ると、パチッとアスラが目覚めます

アスラ
アスラ

あら? エメスとツクモじゃない! ここどこ?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

……俺がお前と同じ立場だったら、同じ選択をしたかもしれない。

だが、今は敵だ

アスカ
アスカ

アスラ。そいつら、悪党だったんだとさ

アスラ
アスラ

ええっ!? もしかして稀人っていうのもウソ!? もーっ、悪党だなんて許さない、やっつけてやるんだから!

アスカ
アスカ

ああ、もちろんだ

エメス
エメス

そう。私は実は業血鬼だったんだ

わぁ……。それを聞いて、アスカは苦しそうな顔をする、な

エメス
エメス

ずっと隠してたんだ。ごめんね。でももうアスカにバレちゃったから。隠すのをやめにするよ

アスラ
アスラ

業血鬼だったの!? そ、そっか。業血鬼なら血盟とおんなじ強さだから……もー、絶対倒してやるんだから!

アスラは拳の構えを取り、アスカは……、……棒立ちです。ちょっとそんなこと言われたら棒立ちだなー!

エメスPL
エメスPL

何も言わずに剣を抜きます

血戦開始

血戦終了条件を伝えます。全エネミーの撃破。また、モブエネミーは特別に脅威度4です。業血鬼と同じ脅威度にしてあります、双子だからね

エメスPL
エメスPL

じゃあ業血鬼同士戦いましょう

九十九PL
九十九PL

生き残ったほうが真の業血鬼だw

なんだそれはw では、血戦まいりましょう!

本作は「からすば晴(N.G.P.)」および「株式会社アークライト出版事業部」が権利を有する
『人鬼血盟RPG ブラッドパス』の二次創作です。
c2019 からすば晴/N.G.P./アークライト/新紀元社

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