マスターシーン1

ええと、ウィル・ノイに伝言を伝えるという約束をしていて、リストバンドはどうするんでしたっけ

リストバンドはキルシュタインの学者じゃないかな

じゃあ伝言はいずれ届けるとして、まずはリストバンド

はーい。じゃあイカサマで勝ったあの学者たちにね、届けに行って、なんじゃこりゃという反応をされました

落ちてたw これこれこういうことで

落ちてた? えぇ……ソラン・ノイが……?

ドン引かれます

その節はどうもw

ああああまた勝負するぞとか言われますよw

まぁ、暇だしやってもいいかもしれないw

さて、そうやってリストバンドは預けて、調べてもらって、ようやく街なかに戻ってきたところで突然。あなた達の指輪、『帳の騎士団』の指輪がザザッとノイズを吐きました

携帯あったーw

実はあるんだ携帯。もし周囲にほかの通信機があれば、それも同じようになってますね。ちょっといいところにある鏡にも、ザザッてノイズが走っています

ふんふん

そして、女性の声が聞こえてきます

イルローズの民に告ぐ

あなたたちはその声に聞き覚えがあります。偽リック公爵が戦闘時に化けた貴族とおぼしき女性、いましたね

義姉じゃないかって言ってたやつですね

そうそう、それが喋っていた声と同じです。その声がそのまま続けます

私は、シオン・ルドワズ。真にルドワズを継ぐ者だ。
私シオンと、ソラン・ノイの両の名において、第二次黒翼戦争を開戦する。
私たちは正義ある国を建国するため、帝室の打倒を目的としている。我が国に下るかどうかの判断は、各公爵およびシャルドレア・ヒルム帝室代表にのみ認める。以上

ザッと通信が終わります

あれ。シオン・ルドワズってルルブのどこでしたっけ

えーと49ページ、黒翼戦争のところに載ってますね

ソラン・ノイが暗殺してたような覚えが

ソラン自身ではなくて、50ページにあるんですが、ノイ家麾下の血盟がシオン・ルドワズの暗殺に成功と

あ、ほんとだ

でもそれがソラン・ノイの指示だったっていうのは書いてあります。ソラン・ノイの説明の、99ページですね

ああ、書いてありますね

黒翼戦争を勝利に導いた英雄とありますので、これはソラン・ノイの指示によってノイ家麾下の血盟が殺したと

愛するシオン・ルドワズって書いてある

そう。ということですので、シオン・ルドワズが生きてた理由も分かるよね

実は死んでいなかった

はい、そうです。ソラン・ノイが敵方であれば報告はいくらでも改ざんできますので

えーと、シオン・ルドワズの声は、前回偽リック公爵が取っていた姿の声と同じなんですね

はい、そうです

分かりました。とりあえず今は大丈夫です

はーい。ではですね、いろんな通信機からさっきの通信が流れた後、パニックになってる人とかもいる様子で

あー、そうなりますよね

「私の夫は黒翼戦争で死んだのよ!」みたいな声が聞こえてきます

学者連中も何か言ってますかね

ザワザワしてましたけど、「落ち着け!」ってリーダー格が言って、「今はソラン・ノイの」「ああ、そうだな」ってリストバンドの解析を急いでくれます。冷静ですね

冷静だー

これは、俺たちにもお呼びがかかるかもしれないな

そうかもね。でもどうしよう。私たちはこのままここにいていいのかな

なんか連絡来たりしますか?

はい、このあと、事件との遭遇で連絡があります

じゃあ、とりあえず『帳の騎士団』の支部に向かいますか。そこだったら、すぐに連絡がつくと思うんで

お、いいですね。じゃあ向かったところでいったんシーンを切ります
『人鬼血盟RPG ブラッドパス』の二次創作です。
c2019 からすば晴/N.G.P./アークライト/新紀元社


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