第5話「虚妄の戦争」-07

情報1

「リストバンドの解析とノイ領」
キルシュタインに頼んだリストバンドの解析が完了した。魔法陣の効果は、「血枷の咒」の発動を前提としたもので、「血枷の咒」の印のついた吸血鬼から微量に吸い上げるはずの精氣の量を、大幅に引き上げるものである。これを発動させれば「血枷の咒」の主は一気に超強化されるが、魔法陣による修正程度では主の強化は永続ではなく、ほんの一時が限界であると解析された。
ノイ領の吸血鬼には、全員の手首に「血枷の咒」の印が刻まれており、その上に重ねるように、魔法陣の描かれた黄色のリストバンドをするよう命じられている。この状況、一度有識者に話を聞いたほうがよさそうだ。
また、指輪の通信からもたらされた状況は以下である。ツドラーシュ軍とフガク軍がノイ軍を挟み、『帳の騎士団』が正面から迎え撃つという手筈になり、現在ツドラーシュ軍は進軍開始、フガク軍と『帳の騎士団』は編成中だという。軍事力を十分に持たないキルシュタインでは、学者がサウル領での資料捜索のために出発したそうだ。キルシュタインのわずかな軍備はそちらに割かれる。

九十九PL
九十九PL

有識者に相談するというのは、どうすればいいんですかね?

指輪を通して、ですね

エメスPL
エメスPL

これが次の情報ですかね

はい。「魔法陣の効果への考察」というのが次の情報名で、有識者に聞くのが次のドラマターンです

エメスPL
エメスPL

なるほど

交流シーン

話聞かれないほうがいいな……。ほら、観光用の高い場所ってあるじゃないですか。そういうとことかどうですか

エメスPL
エメスPL

ありますね。地元の人があんまり来ないからちょうどいいかもしれない。観光客は今は来ないし

そうそう。じゃあですね、上から見ると、隊を組んでいる軍の様子がよく分かります

エメス
エメス

どう思ったこの街?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

些細なミスでも悪とされる街……ここでの生活を考えると少し怖いよ。その街で普通に過ごしている住民も、少し恐ろしいな

エメス
エメス

そうだね。気味が悪い。そうだなあ、いろいろと違いはあるけども、ルドワズと同じような感じを受けるかな

エメスPL
エメスPL

リストバンドを自作しようと頑張っています

九十九PL
九十九PL

それ無いと潰される可能性が出てきましたからねw

ほかの領の人でーすって言えば大丈夫ですよw

エメスPL
エメスPL

あ、ほかの領の人にはついてないんですね

はい

エメスPL
エメスPL

うん、まぁ、でも頑張って作ってるし、作っておきましょうw

エメス
エメス

なんでソラン・ノイは、リストバンドを私達に渡してきたんだろう

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

分からない。それを解析してほしかったのか……?

エメス
エメス

解析した結果は聞いたよね。正直なところ、あれからそんなに私達に対する意図を感じなかったんだけど、どういうことなんだろうね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

何かを我々に伝える意図があるのか、それとも作戦の内なのか……。考えるにしても、まだ情報が足りないのかもしれないな

エメス
エメス

結局分からないことだらけ

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

もう少しこの街について調べることが必要なのかもな

エメス
エメス

でも分かったこともあって、それは前に私が全然見当違いなことを言ってたってこと。業血鬼と……

エメスPL
エメスPL

ちょっとこう、視線をそらして

エメス
エメス

分かり合えるんじゃないかとか言ったじゃない

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ああ

エメス
エメス

あれ、全然ダメだったなって、この街の様子を見てるとそう思う

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

なら、この風景がすべての世界に広がる前に止める必要があるな。俺たちだけでできるかは分からないが

エメス
エメス

それは私たち以外にもきっと誰かがいるよ。もちろん私たちも頑張るけどね

九十九PL
九十九PL

あの、ちょっと聞きたいんですが、前回の偽公爵はシオン・ルドワズの弟だったんですか?

はい、そうです

エメス
エメス

とにかく、ソラン・ノイがもしかして善性の業血鬼なんじゃないか、と考えていたのは完全に間違いだったね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

そうだな

エメス
エメス

あの態度はやっぱり打算づくめだった。というより、単なる素だった。そういうことだよね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

そうだな……

エメス
エメス

私達に好意を持ってくれていたわけじゃない。……九十九?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ん。ああ、いや。俺の思い過ごしかもしれないが、奴から未練、みたいなものを感じてしまってな。それでも彼は、業血鬼として歩むことを決めていたような口ぶりだった。だから、彼に同情するんじゃなく……、決別して立ち向かうことが大事なんだと思う

エメスPL
エメスPL

なんだかちょっと不思議そうな顔をします。そういう話は九十九とソランが二人きりのところでしてたからねw

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

俺の思い過ごしかもしれない。忘れてくれ

エメス
エメス

いや、いいよ。私が聞いてることばっかりじゃないもんね。とにかく、もう倒すことにためらいはない、と思う。だからやれるよ

九十九PL
九十九PL

眼下に見える、死体が積まれている光景を見ながら

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ああいった光景がさらに広がるのを止めよう

エメス
エメス

うん、そうだね

九十九PL
九十九PL

といったところで、シーンを閉じる感じですかね

はい、ありがとうございます

本作は「からすば晴(N.G.P.)」および「株式会社アークライト出版事業部」が権利を有する
『人鬼血盟RPG ブラッドパス』の二次創作です。
c2019 からすば晴/N.G.P./アークライト/新紀元社

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