第5話「虚妄の戦争」-08

ターンテーマ:気遣い

ということで、後半の調査は有識者表を使います

有識者に聞く(九十九):ウィル・ノイ

あなたたち、人がいないところにいるんで、そのまま話してもらって大丈夫です

九十九PL
九十九PL

はい

判定成功

ということで、ウィル・ノイと通信が繋がります

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

こちらは無事に潜入しました。やはり血戒域の中は慣れないものですね

ウィル公爵
ウィル公爵

そんなことはどうでもいい! 稀人たち! 早急に! どんな手を使ってでも、アイツを殺してくれ! 早く!!

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

待ってください。まだ情報が足りないようです。相手はソラン・ノイ。どのような能力があるのか、あなたが一番よくご存じでしょう。それを教えてもらうことはできますか?

ウィル公爵
ウィル公爵

……確かに……アイツがこんな下手な戦をするわけがない。軍力が違い過ぎるんだ。たったひとつの領で挙兵してるんだぞ?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ええ、そうですね

ウィル公爵
ウィル公爵

そもそも、軍対軍の戦いで、全体から個に力を集めてどうする?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

このままいくとノイ軍は負けるんですか

ウィル公爵
ウィル公爵

ああ。個に力を集めたら、軍として弱くなるだけだ。個人が戦える範囲なんて限られているんだから。ああでももし、点じゃなくて、面、業血鬼が強大な血戒を張って敵を無力化……それにしたって、ノイ領の兵も無力化されるんだ。だとしたら、血戒が強くなるのも意味がない

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

逆に、兵士全員を強化することはできるんですか?

ウィル公爵
ウィル公爵

兵士全員を強化することは確かに可能だが、その魔法陣が示すところはそうじゃないんだろう?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

魔法陣は力を吸収する方向ですね

ウィル公爵
ウィル公爵

ああ、そう聞いている。逆に考えてみるか……個が力を持つのはどんな時だ? 個対個、一騎打ち。戦争で一騎打ちに近い状況になるのは……

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

絶対に死んでほしくない人を生かすため、ですか?

ウィル公爵
ウィル公爵

だとしたら、そもそも戦争を起こさなければいいじゃないか

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

うーん、その通りですね

ウィル公爵
ウィル公爵

一騎打ちに近い……となると、暗殺……? 戦争の狙いは、帝室の打倒。だとしたら、シャルドレア様が危険……?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

確かに、絶対に死んでもらっては困る

ウィル公爵
ウィル公爵

ああ、いや、違う、違うかもしれない。僕では、アイツに届かないかもしれない……

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

いえ、ありがとうございます。それでも、彼の目的の一端が見えたかもしれません。なに、我々は一人ではないのです。彼が一人で完璧ならば、我々は協力してそれに立ち向かえばいいのです

ウィル公爵
ウィル公爵

そう……だね。そうだ。ありがとう

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

……今のあなたに、これを言うのも何なんですが……

ウィル公爵
ウィル公爵

何だい

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ソランからの言伝です。正直ソランが何を考えているか分かりません。ただ彼は、前回の潜入のときに、素直に協力していきました。その彼から言伝を頼まれたので、これは彼に対する対価……正当な取引だと思って、あなたには伝えようと思いました

ウィル公爵
ウィル公爵

アイツが。僕に、かい?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

彼は、ありがとうと、あなたに言っていました

ウィル公爵
ウィル公爵

ありがとう……

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

……ええと

ウィル公爵
ウィル公爵

……あ、アイツの嘘に決まってる! アイツは昔から人心掌握に長けてたんだ、そのくらいの嘘軽々とつく奴なんだよ! いいからアイツを殺してくれ!!

エメスPL
エメスPL

ビクッとします

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

分かりました。ただ、彼から伝えられたことだけは、しかとお伝えしました

ウィル公爵
ウィル公爵

僕の覚悟を折らないでくれ……。もう……耐えられないくらいなんだ……

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ですが、約束は果たし――

ブチって通信切られますw

九十九PL
九十九PL

はいw

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

少し言いすぎてしまったか

エメス
エメス

どうだろうね、分からない。今話したのがよかったという気もする。でも今話すべきでなかったという気もする。どっちだろうな

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

だが、次にソラン・ノイと対峙したときに、せめて約束は果たしたと伝えたい。これも俺のエゴだったかな

エメス
エメス

分からないけども、それは決して悪いことじゃないと思う

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ああ……ありがとう。励まされたよ

ではそれでシーンカットにしましょうか

本作は「からすば晴(N.G.P.)」および「株式会社アークライト出版事業部」が権利を有する
『人鬼血盟RPG ブラッドパス』の二次創作です。
c2019 からすば晴/N.G.P./アークライト/新紀元社

コメント