第5話「虚妄の戦争」-12

吸血

血戒に入る前のほうがいいんじゃないでしょうか

エメスPL
エメスPL

つまりイティーの背中の上で

九十九PL
九十九PL

首出せるかな? 手でもいいですけど

エメスPL
エメスPL

いや、こっちのほうで振り返って、首筋に嚙みつきます

九十九PL
九十九PL

がぶー

がぶー

エメスPL
エメスPL

そして吸って、口を離して息をついて、本当はいつもまだ吸うんですけど

エメス
エメス

もう着くね。時間がない。でも大丈夫、十分に吸えたよ。だから負けない、今回もね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ああ。これ以上やられる前に、奴を止めようか

血戦

あなたたちが帝都についた、ちょうどその頃です。血戒、小さくなりました

九十九PL
九十九PL

ああ、一時的にすごい力をって言ってましたね

はい。血戒は普通サイズになってます。パワーアップは一時的という情報どおりです。その血戒が、急速に城をのぼっていきます。城の中央にある尖塔、尖った塔ですね

九十九PL
九十九PL

壁をぶち破って入っていくダイナミックエントリーですかw

壁を、ぶち破りましょうか! どごぉ!

血戒の影響で倒れているシャルドレアと、業血鬼シオンとソランの間に割り込みます!

エメスPL
エメスPL

イティーの背から降りて、シオンとソランに向き直ります

ソラン
ソラン

ツクモさん、エメスさん……! まさか、その、異常な飛行速度でここに来た、ということですか……?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

我々の賢者たちから知恵を借りて、あの戦争は陽動だということが分かったんで、急いで引き返してきたんだよ

ソラン
ソラン

それが分かったところで間に合わない計算でしたが、イティーくんの存在は、完全に計算外でしたね……

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

これ以上あんたたちの好きにさせるわけにはいかないのでね

シオン
シオン

貴方たちも、私たちを邪魔しようというのかな?

ソラン
ソラン

一旦退きましょう、シオン。今、力が十分にあるわけではありません。不確実な勝負に出て、君が本当に死んでしまったら

シオン
シオン

もう我慢の限界だ! なぜ私たちは認められないんだ。私はソランと結ばれたい。十大貴族だからなんだといって、私たちの愛が認められない世界が間違っている!

九十九PL
九十九PL

悲しいな

シオン
シオン

最初は国として独立するだけだったさ。その国の中で夫婦として過ごすなら文句もないだろう? だが帝室と、他の公爵は軍を差し向けてきた。それが黒翼戦争だ。なぜ……なぜ攻撃されなければならない。それは、貴方たちが悪だからだ。愛する者たちを圧力と暴力で屈させようとする。それが悪でなくて何なんだ

業血鬼の言い分です

エメスPL
エメスPL

業血鬼の言い分ですねw

九十九PL
九十九PL

でも正しくも聞こえちゃう。なぜだー

シオン
シオン

ソラン。貴方もそんな抑えてなんていないで、本心で話してくれ

ソラン
ソラン

いい……のですか? ようやく、本心で話せる……?

シオン、もうやめましょう! 君のことは心から尊敬しています、ですが、恋愛感情ではないんです!

九十九PL
九十九PL

えーーーーーー!?www

エメスPL
エメスPL

えーーーえええ!www

ソラン
ソラン

それに何を理由にしたとして、誰かを殺していいはずがない。もう、やめてください!

二人とも、僕はシオンの力を与えられ、シオンの言うことを何でも聞かなければならない状態にあります。君たちの邪魔をするかもしれませんが、どうかシオンを止めてください。それが、僕の、願いです

ちゃんと言いましょう。血僕です

九十九PL
九十九PL

すごいビックリしました……w

エメスPL
エメスPL

そのソラン・ノイの発言を聞いて、シオン・ルドワズはどのような行動を取りますかw

あ、進めていいですか?

シオン
シオン

違う。ソランが、そんな、私を愛していないなんてあり得ない……違うと言ってくれソラン!

ソラン
ソラン

違います、ね……君を愛していますよ、シオン

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

分かった、もういい。……すまない! あんたの思いは受け取った。本音で話してくれてよかった。俺が思ってたのと違ったが……あんた達はここで止める!

エメスPL
エメスPL

言いたいことはあるんですが、ちょっと言葉にならないような感じですねw

シオン
シオン

ソラン! 私と共に戦ってくれ。私達の、愛と、正義の国のために!

ソラン
ソラン

ええシオン。愛と、正義のために

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

エメス、大丈夫か

エメス
エメス

だ、大丈夫じゃない。大丈夫じゃないんだけど……何もかも大丈夫じゃない!

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ならシンプルにしよう。まずは業血鬼を止める。考えるのはそのあとからだ

エメス
エメス

やっぱり大丈夫じゃない。全部すごく歪だし、言葉にはしづらいけど、待って。これじゃシオン・ルドワズはあまりに報われなくない!?

九十九PL
九十九PL

せやな

シオン
シオン

報われるさ!

エメス
エメス

何がどう報われるの!

シオン
シオン

帝室を倒し、私たちの国を作る

エメス
エメス

それでそのあとどうなるの

シオン
シオン

ああ! 正義と愛の国を築くんだ

エメス
エメス

でも賛同者は誰もいないんだよ

シオン
シオン

何を言っている? 国民は、みな喜ぶだろう

エメス
エメス

それは……ソラン・ノイも含めて、あなたがそうさせてるだけだ

ソランに確認するよ?w あーいや、やめとこw

九十九PL
九十九PL

そんなことないですよって言ってくれるw

エメスPL
エメスPL

言いますよねぇw

シオン
シオン

何を言っているか分からないな……ともかく、邪魔をするのなら貴方たちを排除させてもらおう

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

エメス、構えろ! 来るぞ!

エメスPL
エメスPL

剣を抜きます

シオン
シオン

愛と、正義の国のために!!

血戦開始

終了条件はボスエネミーの撃破です。さすがにここにモブグールは出さないんじゃ

九十九PL
九十九PL

ラブラブデート中にほかの邪魔者はいらんのや

そうそう、ほかの奴を出すのは解釈違いなんよな

九十九PL
九十九PL

あのー、血僕になると業血鬼化させられるというのはあるんですか? 主を倒したら元に戻るとかではないんですよね

あ、ええと。ソランは血僕で、業血鬼ではないです。業血鬼は元には戻りませんが、血僕は主を倒したら解除ですよ。ソランが自分のことを業血鬼だって言ってたのは、シオン・ルドワズの存在を隠すための嘘です

九十九PL
九十九PL

あー。地獄のようなシステムだなw

ちょっと裏話をするんですが、シオンから「私の味方をしてくれ!」って言われてて。それで、ソランができる限りの味方をしている状態なんです。なのでこう、ソランの頭でできることを全部やっちゃったっていう。

では、はい、血戦やってまいりましょうかね!

本作は「からすば晴(N.G.P.)」および「株式会社アークライト出版事業部」が権利を有する
『人鬼血盟RPG ブラッドパス』の二次創作です。
c2019 からすば晴/N.G.P./アークライト/新紀元社

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