第6話「一途の反転」-03

事件との遭遇

さて、ではちょっと飲んで憩いました、くらいにしておきましょうか。酒場……いや、食堂にしておきましょう。明るい感じのところが新設されました

グレイシア
グレイシア

どうかしら。まだお子様には早かったかしらね?

エメス
エメス

いや、飲めるよ! おいしいから!

エメスPL
エメスPL

ちょっとムキになります。でもその後にもうひと口飲んで、やっぱり複雑な顔をしますw

グレイシア
グレイシア

なるほど、美味しかった。言質はとったわ

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

しかしこういったお酒もまた造ってるんだな

グレイシア
グレイシア

こちらも同時並行で復興していきたいの。だって、お酒は単価が高いもの

九十九PL
九十九PL

なんて効率的なんだw

グレイシア
グレイシア

ここの聖地に巡礼をしに、人が集まるのよ。売っていきたいじゃない

九十九PL
九十九PL

苦笑しながらですね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

そうすれば、ここの人たちにも仕事ができて、もっと活気が出るか

グレイシア
グレイシア

そういうこと。きっとみなが、やる気を取り戻すわ。……ところで、美味しい?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ああ、美味しいな

グレイシア
グレイシア

これでこの街を救った英雄二人から、美味しいと言ってもらえたという帯が付けられるわね

九十九PL
九十九PL

なんてことだw

打 算 w

エメスPL
エメスPL

しっかりしてるw

みたいな話をしているとですね、指輪から声がしました。声の主はリギウス支部長ですね

リギウス支部長
リギウス支部長

リギウスです。お二人とも、先日は大変な戦いを制していただいて、本当にありがとうございました

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

一段落ついたと思いましたが、通信ということは、また何かあったんですか?

リギウス支部長
リギウス支部長

キルシュタインの学者たちも無事にサウル領から帰ってまいりまして、その関連で、我が領のフィン公爵から、お二人にお話があるとのことです。お繋ぎしてよいでしょうか?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ええ

リギウス支部長
リギウス支部長

ありがとうございます

フィン公爵
フィン公爵

――そなたら。業血鬼シオンの撃破、大儀であった

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

我々も無事に倒せてよかったです

フィン公爵
フィン公爵

もう一人の件は……今は不問としておこう

九十九PL
九十九PL

突っ込まれなくてよかったーw

逆にうやむやにせずに言うのよ、この人堅苦しいからw

フィン公爵
フィン公爵

本題だ。門の研究はサウル領でも進められておったようだが、大きな問題点が指摘されておった

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

大きな問題点……?

フィン公爵
フィン公爵

天蓋の存在である。天蓋が世界を覆う壁となり、門を開けることができぬというのだ。しかし、天蓋をただ考え無しに外すことはできぬ。この千年、天蓋の存在を前提に生活、建築、文化などが進んできた帝国において、天蓋を消しては、多数の吸血鬼の死を避けることはできまい

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

そうですね……天蓋がこの国を守ってきたというのも事実です

フィン公爵
フィン公爵

そうだ。だが、問題点が分かっておれば、解決法を探ることが可能である。そなたらは、あちら側である“かの地”の事情に詳しい。ゆえ、解決法の模索に加わってもらいたい

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

分かりました

フィン公爵
フィン公爵

我が領の学者らと話すなど、方法は任せる。我輩はほかの資料に目を通さねばならぬゆえ、共には調べられぬが、必要があれば連絡を寄越すがよい

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

はい、分かりました

フィン公爵
フィン公爵

うむ。では通信は以上とする

切っちゃいます

エメスPL
エメスPL

堅い

余計なこと話さない

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

どうやら、新しい仕事のようだ

エメス
エメス

キルシュタインの学者さんたちと協力をして、門の開き方の研究を手伝う

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

とりあえず、キルシュタインにいったん戻ったほうが早そうだな

グレイシア
グレイシア

貴方たちも大変ね

エメス
エメス

グレイシアほど大変じゃないよ

それはちょっとぷいっとしちゃうかなw

エメス
エメス

でもありがとう

グレイシア
グレイシア

早く行きなさい。ここのお金は払っておいてあげるから

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

じゃあもう一本だけボトルをもらおうかな。ほら、これは、キルシュタインのお土産に……これもそう、宣伝だよ!

グレイシア
グレイシア

あつっっかましい……

と言いながらも一本用意してくれますw

九十九PL
九十九PL

やったー

エメスPL
エメスPL

それでキルシュタインに飛ぶんですが、トムやベティ、グレイシアに挨拶をして、行こうっていうところで九十九に話しかけます

エメス
エメス

あのさ。私たちがこの街に来たことは、さっきも言ってたとおり、無駄じゃなかったね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ああ

エメス
エメス

いいほうに変わったと思う。そして、彼らがもっといいほうに変えていくと思う。こういう時に、喜びが分からないっていうのは、悲しいね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

そうか……。いつか、分かるようになればいいな

エメス
エメス

そうだね

イティー
イティー

くぅ、くぅ……

イティーちゃんがエメスさんに顔を寄せます

エメス
エメス

ごめんね、大丈夫だよ

エメスPL
エメスPL

と頭を撫でて、行きますか

九十九PL
九十九PL

バサーッと

はい、世界最速の翼でまいりましょう。といったところでシーンカットにいたします

本作は「からすば晴(N.G.P.)」および「株式会社アークライト出版事業部」が権利を有する
『人鬼血盟RPG ブラッドパス』の二次創作です。
c2019 からすば晴/N.G.P./アークライト/新紀元社

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