第3話「狂気の信仰」-02

事件との遭遇

では、フィン・キルシュタイン公爵と謁見することになりました。『帳の騎士団』のリギウス支部長が、扉越しにフィン公爵に声をかけて、扉を開いてくれます

リギウス支部長
リギウス支部長

どうぞ、お二人とも

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

あ、では失礼します

エメスPL
エメスPL

一応、最大限の礼儀正しい対応をしますw

ゼロ歳児がんばってw

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

初めまして公爵。九十九と申します。そしてこちらがパートナーのエメスです

フィン公爵
フィン公爵

ツクモと、エメスか。そなたらが稀人で違いないか?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ええ、そうです。ここで言われている、“かの地”という所からやってきました

じゃああなたたちの様子を見てね。服の違いだとか、特にエメスちゃんが屍鬼だというのには当たりをつけていることでしょう

九十九PL
九十九PL

この世界って、一応屍鬼もいるんですよね。確かあんま有名じゃないとは

いるんですけど、法で禁止されてます。吸血鬼を増やしたくない方針なんですよね。吸血鬼は立場が絶対的に上なんで、人間の死体で吸血鬼を作るのはやめとこうっていう

エメスPL
エメスPL

特権が薄れてしまう

そうそう。

まぁ、“かの地”から来たというのなら、あんまり突っ込まないでいてくれるでしょう

フィン公爵
フィン公爵

リギウスから話は聞いておるな

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

はい

フィン公爵
フィン公爵

我輩の門の研究に協力してもらいたい

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

我々も元の世界に戻る手がかりが何ひとつない状態だったのです。少しでも光明が見えるなら、ぜひ協力させていただきたい

フィン公爵
フィン公爵

うむ。その方法であるが、サウル領を解放し、サウル領に資料が残されておらぬか、探すよりほかあるまい

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

サウル領ですか

フィン公爵
フィン公爵

ああ。リック・サウル公爵こそ千年前、“かの地”からこのイルローズの世界への門を開く、理論を構築した立役者だ

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

しかし噂では、かの公爵は業血鬼になってしまわれて、領は……。だから解放なのですね

フィン公爵
フィン公爵

ああ、そうだ

と、そこへ支部長がそそそっと来て

リギウス支部長
リギウス支部長

公爵、お耳に入れておきたいことが

公爵はあなたたちに少し待つようハンドサインをして、支部長からの耳打ちを聞くと、支部長は下がっていきます

フィン公爵
フィン公爵

そなたら。急を要する件だ。

サウル領を攻めるには準備が必要となる。その間、そなたらには、この緊急事態の解決に当たってもらいたい

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

緊急事態ですか。何があったのですか?

フィン公爵
フィン公爵

エミリー・ルドワズ公爵が失踪した

九十九PL
九十九PL

あれ、ルドワズ公爵って今大変かわいそうな人ですよね、確か

あ、大変かわいそうな人です。ただ悲しみを欠落しているので、悲しまなくて済んでる人です

九十九PL
九十九PL

さらにかわいそう感が増してしまったw

エメスPL
エメスPL

でも大丈夫、私は悲しみを感じないから。悲愴w

フィン公爵
フィン公爵

失踪後に業血鬼化したリック・サウル公爵の前例もある。ルドワズ領に赴き、早急にエミリー公爵を捜索してもらいたい

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

分かりました。ここでかの公爵まで業血鬼になられては、元の世界に戻ることがもっと難しくなってしまいますから。すぐに対応させてもらいます

フィン公爵
フィン公爵

助かる。細かな手続きはリギウスに任せる。以上だ

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

はい。それでは失礼いたします

では謁見の間から出て、まだお城の中なんですけど

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

もしかしたら、これで一歩は前進できるかもしれないね

エメス
エメス

どうだろう。でもそうだといいね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

しかし公爵というほどの立場の者がいきなり失踪となると、なかなか厄介そうだな

エメス
エメス

そうだね

エメスPL
エメスPL

なんとなくテンション低めです。ゲーム内ではさっき埋葬を終えたところぐらいだったから

あぁ、まだ一日も経ってないですからね。それで喋ってなかったのか

エメスPL
エメスPL

あーそれはですね、私が口を開くと大抵無口クールキャラが崩れてしまうからw

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エメスPL
エメスPL

この先崩れるにしても、できるだけ維持していきたいキャラ性というものがありますw

なるほどw ではそんな二人のもとにですね

リギウス支部長
リギウス支部長

お二人とも、準備が整いました

って支部長が呼びに来たというところで、シーンを切らせていただきましょうか

本作は「からすば晴(N.G.P.)」および「株式会社アークライト出版事業部」が権利を有する
『人鬼血盟RPG ブラッドパス』の二次創作です。
c2019 からすば晴/N.G.P./アークライト/新紀元社

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