血戦

では、審問官たちが先に向かっていきます。洗脳された信徒の中に、ベティがいますね

あー、さらわれていた

ただ、これまでのロールプレイによって、ベティが死ぬことがなくなりましたので、普通に動きを抑えられているようです

やったー

撃ち殺されなくなったわけですね

はい。言っちゃうんですけど、ベティが死んだ場合は、グールが一体増えてました

嫌なグールが増える展開だった

その道はあなたたちのおかげで無くなりました。審問官たちは、戦闘慣れした動きで制圧していきます

本当の意味で慣れてるんでしょうねw

はいw でも今回はちょっと慣れてない武器なので、少し抵抗されているようです

早く片付けてしまったほうがいいようね

彼らの奮闘を無駄にはしない

業血鬼がいる建物に目星はついているわ。こっちよ

って言って、走り出していきます

ついていきます

はい、ついていきます

で、ある立派な建物の前まで来てですね

私は血戒の中には入れないから、待機しているわ

そう。任せて、行ってくる

では建物の中に入ると、教祖的な格好をした奴がおります。調査で分かった外見特徴と一致するのでガルスだと分かっていただいて大丈夫ですが、特に包帯などはしていないようですね

体中に包帯を巻いた人物を見たという証言がある

ある、が、それとは違うっぽい。
ではですね、入ってきたあなた方に、ガルスは思わず血戒を展開するんですが、あなた方が倒れないのを見て

血盟……!

あなたを倒しに来たよ

こっちには公爵、公爵がいるんだぞ……!

公爵様をさらったのはやはりお前か!

ガルスは慌てて奥の扉を開けますが、ガルスが動きを止めました。扉を開いた先に、これだけは見えるんですが、エミリー公爵が起きて立っています。何かすごく大きな荷物を持っているようで、エミリー公爵の足元に長い包帯が落ちています


あら

エミリー公爵は奥方向に逃げる素振りを見せます。ちょっと演出が続いて申し訳ない。トンと音がして

逃がしませんよ

という男性の声がしました。誰か隣の部屋に来たようで、その男性は声は聞こえても壁を隔てているため、姿は見えません。エミリー公爵は突然のことにひどく動揺した様子でおろっとしましたが、一目散にあなた方のほうへ、建物の入り口のほうへ逃げ出してきます。エミリー公爵からぶわりと存在感が放たれ、明らかに業血鬼だと分かるでしょう

うわぁぁw

あなた方の横をすり抜けさせてください、すみませんね

一瞬で逃げられてしまったw

業血鬼やからな。エミリー公爵が逃げた前に、迂闊にもグレイシアが立ち塞がりました

エミリー!

次の瞬間、グレイシアは赤を散らしながら宙に舞っていました。エミリー公爵にバッサリやられました。公爵はそのまま逃げていきます

なんてことだ

で、隣の部屋で男性の声がしたじゃないですか

あ、はいはい

また声がします

強行突破を止めるのは無理でしたね……。ですが、逃がしませんよ


その男性が離脱し、エミリー公爵を追っていく気配がしました。窓越しに、その男性と目が合うでしょう。彼は、ソラン・ノイ

えーっと

業血鬼ですね

『白木の槍』のリーダーのお兄さん

そうです。ノイ領の公爵を僭称する業血鬼。彼と、二人とも目が合っていいでしょう。どうせ隣にいるんだし。その目はどこか、助けてほしいと、すがるようだったと感じられたかもしれません。ですが彼はそのまま公爵を追っていきました

えっと、ガルスは?

ガルスはぽかんとしてるかな。しょうがないね。何で?みたいな

ぽかんとしてるなら、グレイシアに駆け寄ります

グレイシアは、ほかの審問官が手当にあたっています。死んではいない

死んでいない。セーフ! こちらはガルスに向かいましょう

なんでだ、なんで公爵が業血鬼に……? お、俺の支配下から逃げ出すなんて……!

お前がやったんじゃないのか?

お、警察らしいセリフw

公爵には死んでもらうだけだったんだ。なぜ業血鬼にする必要がある!

つまり何も知らないんだね

どけぇ……今からでも公爵を追う。俺がシオン公爵の後継者だ!

残念だが後継者はあんたじゃない

邪魔をするな! 俺の命令には絶対に従ってもらう!!

周囲の死体がふらふらと動き出します。血戦開始です!
血戦開始

血戦終了条件はボスエネミーの撃破です

はーい

了解
『人鬼血盟RPG ブラッドパス』の二次創作です。
c2019 からすば晴/N.G.P./アークライト/新紀元社


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