第4話「疑惑の協奏」-07

交流シーン

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

今のリック公爵は、包帯を巻いた姿で現れた。もしかすると前回、我々が見たエミリー公爵も、その偽リック公爵が化けた姿なのかもしれないな

エメス
エメス

その可能性はあるのかな

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

あのときに、エミリー公爵と思われていた人物は、足元に包帯があった

エメス
エメス

ああ、あったね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

そのときに入れ替わったのかもしれない。エミリー公爵だと思っていたけれど、実際は偽リック公爵が侵入していたということなのかもしれないな。もしかしたら、あの荷物に本物のエミリー公爵を

エメスPL
エメスPL

ああ、本物を隠していて、そのときに姿をコピーしたみたいな感じなのかな。確かにそれは整合性があるね

エメス
エメス

いずれにしても、この今の通信を送ってきたエミリー公爵は本物だって思う?

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

俺たちは本物を見てないからな……。ここは一番確実な、偽リック公爵を倒すことから始めたほうがいいのかもしれないな

エメス
エメス

偽リック公爵は倒さなきゃいけない。それは間違いない。でも会ってみたら顔はリック公爵じゃないかもね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

そうだな。それと……やはり少し、ソラン・ノイという男には調子が狂うな……

エメス
エメス

そうだね。そう思う

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

さっきの門番は、イティーの親だったよ

エメス
エメス

前に殺した業血鬼の、旦那さんだよね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

彼は、彼女が卵を持って脱出したということを聞くと、安心して泣いていたよ。ソランはそれを見て、よかったですねと言ったんだ。奴はどこまで……

エメスPL
エメスPL

続きを促します

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

俺はそれにちょっと驚いたよ。彼には、それがよかったと思える心が残っているのかと思ってしまった。もしかして、業血鬼でも話し合えるんじゃないかと思ってしまったんだ、一瞬

エメス
エメス

私がソランさんのことをよく思えないのは……彼から話しかけられたら困るのは、まさにその点なんだよね。分かり合える業血鬼がいたら困るよ、私

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

そうだな……

エメス
エメス

そうしたら、私が今までしてきたことって何なの、って思うから。でも、業血鬼とは分かり合えないって、そういう風に認めてしまうのも嫌

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

分かるよ。俺も同じ気持ちだ

エメス
エメス

それを認めてしまったら、アスカとは分かり合えなかったっていうことに、なってしまうからね。ほんの一瞬さえも

九十九PL
九十九PL

そう言われてハッとします。話が通じる、と思ったのはアスカの時も感じた感情だったので、それがこれだったんだと思います

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

この世界に来てからは戸惑うことばかりだ……

エメス
エメス

いずれにしても、ソランさんの態度は困る

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

彼の本心がどこにあるのか、俺達のほうも見極めてみようじゃないか

エメス
エメス

前に九十九が言った、ただこっちを探ってるだけだっていうのが、一番いいのかもしれないね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ああ

エメスPL
エメスPL

このへんにしときます?

九十九PL
九十九PL

そうですね

はーい、交流シーンカットということで

本作は「からすば晴(N.G.P.)」および「株式会社アークライト出版事業部」が権利を有する
『人鬼血盟RPG ブラッドパス』の二次創作です。
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