第5話「虚妄の戦争」-02

旅のひととき

ちょっとお知らせです。ワイバーンになったイティーちゃんなんですけど、判明したことがございます。複数人を乗せて移動する手段として世界最速です

九十九PL
九十九PL

やったー

ワイバーンだからね、飛ぶのに特化してるわけですよ

エメスPL
エメスPL

世界最速

はい、イルローズ最速です。ただあの、界律でテレポート使う奴とかいるので、複数人を乗せる手段としてはという感じです

エメスPL
エメスPL

ああ、なるほど

で、これが何かというとですね、旅のひととき、どこに行ってもらってもいいです

エメスPL
エメスPL

えーと、前回の話だと、キルシュタインに戻ってリストバンドを渡すんじゃありませんでしたっけ

そうですね。リストバンド渡しましたって幕間の処理にしてもらって、好きなところに遊びに行ってもらってもいいですし、リストバンド渡すシーンでも構いません

エメスPL
エメスPL

なるほど

九十九PL
九十九PL

好きなところに行けるぞー

やったー、行ってないところいっぱいあるよ

エメスPL
エメスPL

いっぱいありすぎて困るw

確かに

九十九PL
九十九PL

なんか、ファイ●ルファンタジーでいきなり飛空艇をもらったときの気分w

あー、いきなり強い島とかに行ってね、死んじゃうやつですね

エメスPL
エメスPL

せっかくだから世界一周とかそういうゲームっぽいことする? 壁にぶつかるかもしれんけど

どっ どっ どっ

九十九PL
九十九PL

天井見にいきますか?

エメスPL
エメスPL

あー天井もいいね。どこまで上がれるのか試してみる?

ああ~確かに、血盟だったら行けるかな

九十九PL
九十九PL

この世界、天蓋に覆われてるんですよね

そう、覆われてるんですよ。ガチ壁なので、どっ どっ ってぶつかって進めない感じになります。あれなんですよ、普通マップって右に入ると左から出てくるじゃないですか

エメスPL
エメスPL

そうですね

あれもないです。カポッと覆われているので

エメスPL
エメスPL

ああ、壁にぶつかるわけですね

そうそう

エメスPL
エメスPL

じゃあ天井触って、なんだ、意外とこんなものかという感じで戻ってきた

そうすると、どこかの都市に行くとかもいいですよね。マオ領とかどうですか

エメスPL
エメスPL

マオ領ってどんな街でしたっけ

中華です

エメスPL
エメスPL

じゃあ中華街で中華まん食べようか。あとは紙製の容器に入った中華料理なんかも買ってきて、イティーがいても驚かれない郊外に行く

イティーちゃんは遊んでほしそうにそわそわしています

九十九PL
九十九PL

ふふw 頭を撫でながら

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

本当にでかくなったなぁ、イティー

イティー
イティー

くぅ!

あ、今ちょっと話した通じた風なんですが、そうなんです。ペガサス並みの知能になっています

九十九PL
九十九PL

おー

エメスPL
エメスPL

じゃあイティーと戯れながら、紙袋から中華まんを出す。九十九にひとつ渡して、エメスは食べ始めるんですが

エメス
エメス

なんだかこんなことばかりしてる気がする

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

まぁ、この世界の娯楽といえば、おおむね食べることなんだろうな

エメス
エメス

いいのかな。和食食べて中華食べて、観光も楽しいけどさ。なんというか……いや、休暇ってこういうものなのかな

九十九PL
九十九PL

そう。我々は仕事ばかりしていた

休み方が分かってない日本人がおるw

エメス
エメス

なんだか急に自由になってしまって、逆にビックリしてる

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

そうだな……あとやることといったら、ソラン・ノイから受け取ったリストバンドを届けるくらいか

エメス
エメス

そうだね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

今しばらくは大きな動きはないかもしれんな。戻る一番の手がかりを知っていた人が亡くなったのは心苦しいが、もしかしたらまだ研究資料は残っているかもしれない

エメス
エメス

元の世界に帰る手段を探し直すということだね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

本来の目的の、戻る手段を探すというのが、もう自分たちではどうしようもなくなってきたかな……。あとは待つしかないというか……

エメス
エメス

そうだね、当てが無くなったからね。そして誰かに何かしろって言われてもいない。つまりゆっくりするしかないのか

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

この世界は携帯もないから、携帯を気にする必要もないのか

エメス
エメス

じゃあイティー、久しぶりにたっぷり遊ぼうか

エメスPL
エメスPL

買ってきたお菓子を出してあげます

ぷいってします

エメスPL
エメスPL

あれ? 食べない? 前は食べてなかったっけ

食べたは食べたんですけど、あの頃はあんまり知能がなかったので、なんでも口にしちゃうみたいな感じだったんですよね

九十九PL
九十九PL

ありますね

エメス
エメス

そうか、食べなくなったんだね……

イティーはハッと気づいて、顔を顔に寄せにいきます

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

これが成長ってやつか

エメス
エメス

お菓子を投げたらバッと走っていくの、結構可愛かったのに

イティー
イティー

くぅ!

構えます

エメス
エメス

いや、いいよ。無理しなくて

へいへい、投げて投げて、へいへい

エメス
エメス

無理しなくていいよ、もうお菓子食べないんだもんね

ガーン

エメス
エメス

私のために、そんなことしなくていいから

ガーン。パパに泣きつきにいきます

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

よしよし。じゃあ代わりに、そうだなぁ……ボールを取ってきてもらえばいいんじゃないかな

九十九PL
九十九PL

でもボールを投げるとすごいスピードで取ってこられるw

ビュンビュン!! 世界最速で取りに行きます

エメスPL
エメスPL

そう、ここでも可愛いポ●モンがゴツくなってしまった問題が発生しているw

九十九PL
九十九PL

かなしいなぁw

エメス
エメス

じゃあ、取ってきてみなよ

エメスPL
エメスPL

ボールを投げるときに、血奏法を使って加速させます

おっ、それは頑張りますね。飛んで空中でキャッチして、バサバサーって飛んできて、撫でてほしそうに目をキラキラさせてます

エメス
エメス

やるね、イティー。大きくなったね

エメスPL
エメスPL

撫でてあげましょう。で、ボール投げて、戻ってきたらまた投げてと、繰り返して遊んでいる

わーい。平和

エメスPL
エメスPL

まぁいいかなってところまで遊んで

エメス
エメス

じゃあ、そろそろ行こうか。キルシュタインだよね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ああ。そこで次の依頼があるかもしれない

エメス
エメス

もしなかったら、その時は旅になるね

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

ああ、そうだな

エメス
エメス

目的はあっても当てはない

九十九 藤十郎
九十九 藤十郎

それはそれでいいかもしれないな

エメス
エメス

じゃあイティー、キルシュタインまでお願い

お二人を乗せて、バサーっと翼を広げて、空へ飛んでまいりましょう。といったところでシーンカットしましょうか

本作は「からすば晴(N.G.P.)」および「株式会社アークライト出版事業部」が権利を有する
『人鬼血盟RPG ブラッドパス』の二次創作です。
c2019 からすば晴/N.G.P./アークライト/新紀元社

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