事件との遭遇

『帳の騎士団』キルシュタイン支部に来ました。前はいなかった騎士たちが結構いますね

そういえば、彼はいます? 騎士団に入りたくても入れなかった男

あ、いますね~

うおおおあんたらぁ! 口利きをしてくれたおかげで、ここで雇ってもらえることになったんだ! 騎士ではないんだけどな

してたの? 口利き

ああ、やる気があるやつがいるって話はしたよ

エメスさん、ツクモさん!

支部長が来ると、マッチョは道を譲ります

支部長、大変なことになりましたね

ええ。お二人にも――

そこへ、あなたたちの指輪に通信が入ります

今、よろしいかしら

シャルドレア様

し、新キャラ……?w

女帝の妹です。シャルドレア・ヒルム帝室代表

おおー! すごい大物が現れたw

一番偉い人

お姉ちゃんが大変なことになってる人

お姉ちゃん寝てるだけじゃん

ww

わたくしはこの方々にお話があります

って言って、リギウス支部長を黙らせますw

ご機嫌よう。初めまして、エメスさん、ツクモさん。わたくしはシャルドレア・ヒルム。貴方たちの所属する、『帳の騎士団』の団長です

えー、初めまして、九十九です

初めまして

貴方たちを腕利きの血盟と見込んで、頼みたい依頼があります。キルシュタイン支部にいらっしゃるなら、人払いも大丈夫でしょう。先ほどの通信は、一方的に情報を送信するものだったと調べがついています。この会話が業血鬼シオン・ルドワズに聞かれることはありません

ええ、分かりました。それで、依頼というのは?

貴方たちに業血鬼シオン・ルドワズ、および業血鬼ソラン・ノイの暗殺を依頼します

……ずいぶんと、大掛かりなことになりそうですね

ほかの有力な血盟数組にも依頼をしますが、どうか早急に依頼を全うしていただきたいのです。これから、ツドラーシュとフガクの軍に働きかけるつもりです。状況が変化し次第、随時お知らせしますわ

じゃあ少しエメスのほうを見ます

見返します

……分かりました

NOと言えるわけもなかった

はいw

ありがとうございます。どうか、どうか速やかに暗殺を成功させてください。理想を言えば、誰も死なずに済むよう

分かりました

それではお二人とも、聖天の加護があらんことを

通信が切れます

やっぱりそうなるのか

どうやら一気に情勢が動きそうだな

手に負えると思う? ソランさん、いや、ソラン・ノイが

どうだろうな。正直な話、あの業血鬼は底が見えなかった。正面からやると、すんなりといきそうにはないな

……お二人とも、失礼ですが

はい

早く出立をなさったほうが。ペガサスの手配は必要ですか?

ああ、それは不要だと断ります

え、ええ、分かりました。でしたらせめて

あなたたちに、ちょっとした軽食を渡してくれます。ここの名物の、手で持てるやつですね

空でサンドイッチ食べますかw

これで少しでも、英気を養えればいいのですが。どうか、あなた方お二人に、聖天の加護がありますように

ありがとうございます

どこに向かえばいいんですっけ

ノイ領かな

ノイ領でしょうね。依頼としては、シオン・ルドワズとソラン・ノイの暗殺です

前回もちょっと出てたけど、ノイ領に血戒域をかけて支配してるんですよね

はい、そうです

じゃあ支部から出て、イティーを待たせてる場所に向かいましょう

行こう。またここに戻って来られるように

正直、勝ち目があるのか分からないけど。でも行くしかないのかな

逃げたとしても、この世界から逃げられるわけじゃないからな

正直実感がないんだ。戦争っていうものが、全然自分のものとして感じられない

俺も、業血鬼の脅威は分かるが、戦争っていうものは体験したこともない

ノイ領に行けば分かるのかな

だが、戦争が起きると、あのルドワズ領みたいなものが増える。それは、止めなければならないと思う

そうだね、そうかも。考えてみれば、すごくシンプルな任務だ。大量殺人をしようとしてる業血鬼を抹消(デリート)する、そういうことだよね

そうだな。突き詰めるといつもとやることは変わらないな

問題は、相手が少し強力だということだけ。今はそれだけ考えておこうか

ああ

じゃあ、お二人を乗せて、イティーちゃんが翼を広げてノイ領に飛んでいく、というところでシーンカットにいたします
『人鬼血盟RPG ブラッドパス』の二次創作です。
c2019 からすば晴/N.G.P./アークライト/新紀元社


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