情報1
「リストバンドの解析とノイ領」
キルシュタインに頼んだリストバンドの解析が完了した。魔法陣の効果は、「血枷の咒」の発動を前提としたもので、「血枷の咒」の印のついた吸血鬼から微量に吸い上げるはずの精氣の量を、大幅に引き上げるものである。これを発動させれば「血枷の咒」の主は一気に超強化されるが、魔法陣による修正程度では主の強化は永続ではなく、ほんの一時が限界であると解析された。
ノイ領の吸血鬼には、全員の手首に「血枷の咒」の印が刻まれており、その上に重ねるように、魔法陣の描かれた黄色のリストバンドをするよう命じられている。この状況、一度有識者に話を聞いたほうがよさそうだ。
また、指輪の通信からもたらされた状況は以下である。ツドラーシュ軍とフガク軍がノイ軍を挟み、『帳の騎士団』が正面から迎え撃つという手筈になり、現在ツドラーシュ軍は進軍開始、フガク軍と『帳の騎士団』は編成中だという。軍事力を十分に持たないキルシュタインでは、学者がサウル領での資料捜索のために出発したそうだ。キルシュタインのわずかな軍備はそちらに割かれる。

有識者に相談するというのは、どうすればいいんですかね?

指輪を通して、ですね

これが次の情報ですかね

はい。「魔法陣の効果への考察」というのが次の情報名で、有識者に聞くのが次のドラマターンです

なるほど
交流シーン

話聞かれないほうがいいな……。ほら、観光用の高い場所ってあるじゃないですか。そういうとことかどうですか

ありますね。地元の人があんまり来ないからちょうどいいかもしれない。観光客は今は来ないし

そうそう。じゃあですね、上から見ると、隊を組んでいる軍の様子がよく分かります

どう思ったこの街?

些細なミスでも悪とされる街……ここでの生活を考えると少し怖いよ。その街で普通に過ごしている住民も、少し恐ろしいな

そうだね。気味が悪い。そうだなあ、いろいろと違いはあるけども、ルドワズと同じような感じを受けるかな

リストバンドを自作しようと頑張っています

それ無いと潰される可能性が出てきましたからねw

ほかの領の人でーすって言えば大丈夫ですよw

あ、ほかの領の人にはついてないんですね

はい

うん、まぁ、でも頑張って作ってるし、作っておきましょうw

なんでソラン・ノイは、リストバンドを私達に渡してきたんだろう

分からない。それを解析してほしかったのか……?

解析した結果は聞いたよね。正直なところ、あれからそんなに私達に対する意図を感じなかったんだけど、どういうことなんだろうね

何かを我々に伝える意図があるのか、それとも作戦の内なのか……。考えるにしても、まだ情報が足りないのかもしれないな

結局分からないことだらけ

もう少しこの街について調べることが必要なのかもな

でも分かったこともあって、それは前に私が全然見当違いなことを言ってたってこと。業血鬼と……

ちょっとこう、視線をそらして

分かり合えるんじゃないかとか言ったじゃない

ああ

あれ、全然ダメだったなって、この街の様子を見てるとそう思う

なら、この風景がすべての世界に広がる前に止める必要があるな。俺たちだけでできるかは分からないが

それは私たち以外にもきっと誰かがいるよ。もちろん私たちも頑張るけどね

あの、ちょっと聞きたいんですが、前回の偽公爵はシオン・ルドワズの弟だったんですか?

はい、そうです

とにかく、ソラン・ノイがもしかして善性の業血鬼なんじゃないか、と考えていたのは完全に間違いだったね

そうだな

あの態度はやっぱり打算づくめだった。というより、単なる素だった。そういうことだよね

そうだな……

私達に好意を持ってくれていたわけじゃない。……九十九?

ん。ああ、いや。俺の思い過ごしかもしれないが、奴から未練、みたいなものを感じてしまってな。それでも彼は、業血鬼として歩むことを決めていたような口ぶりだった。だから、彼に同情するんじゃなく……、決別して立ち向かうことが大事なんだと思う

なんだかちょっと不思議そうな顔をします。そういう話は九十九とソランが二人きりのところでしてたからねw

俺の思い過ごしかもしれない。忘れてくれ

いや、いいよ。私が聞いてることばっかりじゃないもんね。とにかく、もう倒すことにためらいはない、と思う。だからやれるよ

眼下に見える、死体が積まれている光景を見ながら

ああいった光景がさらに広がるのを止めよう

うん、そうだね

といったところで、シーンを閉じる感じですかね

はい、ありがとうございます
『人鬼血盟RPG ブラッドパス』の二次創作です。
c2019 からすば晴/N.G.P./アークライト/新紀元社


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